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遊びの大切さ
遊びの大切さについては、すでに多くの識者が述べています。
子供の発達にとって、遊びはなくてはならないものです。子供は遊ぶことによって成長します。乳児期から幼児期、さらにその先へと遊びの階段を上がりながら、子供は自ら試練を乗り越え、また新たな遊びを見つけます。その過程で工夫を凝らし、試行錯誤しながら学び成長していきます。
最近、都内の小学校でちょっとしたことで骨折事故が頻発しています。
こうした事態の一つの原因として考えられているのが、野外での遊び不足です。野外での遊びを通して体中の筋肉をつけ、体幹を鍛え、骨を丈夫にし、バランス感覚を身に付けます。屋内での遊びを通して手先を使って脳を刺激し、集団遊びの中でコミュニケイション力や思いやり、我慢することなどの社会性を身に付け、様々な因果関係を体験することから論理性も身に付けます。
子供にとって遊びとは人間として生きるために必要な、あらゆる力を付けること、即ち『生きること』そのものなのです。
ですから、早期教育によって、大幅に遊びが制限されるとすれば、慎重に判断された方がよいと思われます。かえって、将来の健全な成長を妨げることになってしまうことを知らねばなりません。小学生時代、子供たちは、まだまだ遊びたいのです。それは、生命が健全な成長のために求めているからです。求めていることを満たしてあげることで情緒が安定し、次の成長へのステップへ進むことができます。
さて、思考力の臨界期が12才までということは、人間の生命は、それまでに人間として生きていくために必要な思考力の土台となる回路を作るように仕組まれているようです。かつての人類は子供時代の遊びや、人や自然とのふれあいや様々な試練を通して、この臨界期に思考回路を自然に作り上げていたものと思われます。しかし、高度に文明が発達した現代においては膨大な情報や、複雑な理論を理解する必要に迫られていることを考えれば自然に任せていればよいというよりは、臨界期の特性を最大限生かし、計画的に賢く思考力を養う必要があると思います。但し、子供の特性を考えれば強制することは逆効果であり子供自身が楽しみながら、遊びの延長として自分の意志で取り組めるのが最も自然で効率の良い学びになると思われます。遊びの時間もとれ、遊び感覚で楽しく取り組めるどんぐり問題こそがその要請にこたえる最良の問題であると言えるのです。
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