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子供を健やかに伸ばす
夜寝てから朝起きるまでの間に、脳は深い眠りと浅い眠りを繰り返しています。夜寝ると、すぐに深い眠りの状態に入り、この時、脳から「成長ホルモン」という物質が出ています。
この成長ホルモンは、子供たちの体をたくましく成長させたり、病気にならないように免疫力を高めたりするために必要なものですが、夜の10時くらいから数時間の間、それも深い眠りの状態でないと十分に出てこないのです。
つまり、丈夫で健康な身体を作り、子供たちの将来の夢を叶えるためには、早く寝ることが大切なのです。
通常、寝てから2時間くらいすると、眠りが浅くなってきて、これが何度か繰り返されます。眠りが一番浅い状態は「レム睡眠」と呼ばれています。
レム睡眠は、一晩に4回か5回くらい現れますが、このレム睡眠の間に脳は昼間に勉強した事や経験した事を整理整頓して、記憶として書き込んでいます。つまり、脳が復習している状態です。
睡眠時間が短いとレム睡眠の回数が減り、日中勉強した事や経験したことが、記憶として十分に定着しないことになります。
では、どれくらい寝たらよいのでしょうか。
中学生の睡眠時間とテストの点数の関係を調べた結果、7時間から8時間半程度寝ている人の成績がよいという結果が出ています。
睡眠時間を削って夜遅くまで勉強するより、効率的に勉強して、午後10時には寝て、成長ホルモンを十分に出して、レム睡眠で復習して、朝の6時くらいに朝日を感じながら早起きする…こんな睡眠習慣を身に付けましょう。
「あれとこれをやったら寝よう」と思っていてもなかなか終わらず、時間がどんどん遅くなったという経験はありませんか。
そんな人は、まず何時に寝るかを決めてみてはどうでしょう。
寝る時刻を決めると、時間を無駄なく使う事ができるようになります。
見たい番組は録画して、日曜・祭日に見るなどの工夫をしてみましょう。
携帯電話やスマートフォンについては、友達と終わりの時間を決めて使用し、寝る時は電源を切りましょう。
そうでないと、いつ電話やメールが来るかが気になって眠りが浅くなり、睡眠リズムを上手に作れなくなります。
もちろん勉強するときも同じです。
携帯電話の電源を切って、新しい生活リズムのスイッチを入れましょう。
成長期にある中学生の時期には、朝・昼・晩に食事をしっかりとらなければいけません。
特に、朝食をしっかりとると脳にエネルギーを補給し、睡眠中に下がった体温を上昇させ、いきいきと1日をスタートさせる事ができるなど良いことがたくさんあります。
朝食とテストの関係を調べた結果、毎日朝食をとっている人は、そうでない人と比べてテストの正答率が高いことが分かりました。
更に、ごはんやパンなどの「主食」だけを食べたときよりも、肉・魚・卵・大豆製品などの「主菜」や野菜類・海藻類などの「副菜」といっしょに食べたときの方が脳がたくさん働き、計算の正答数が増えるのです。
また、朝食でおかずの種類が多いほど、1年後の脳の発育がよくなることも分かっています。
ごはんやパンに含まれる炭水化物は、食事によって消化されて「ブドウ糖」になります。
このブドウ糖は、血液の中に入り体内の細胞に配られてエネルギー源になりますが、特に脳の神経細胞はブドウ糖がないと働きません。
朝食の主食は、午前中の脳のエネルギー源になるのです。
同じ主食でも、最近の研究から普通の小麦粉から作られた白いパンよりも、ごはんや全粒粉のパンの方が脳によいことがわかりました。
これは、普通の白いパンを食べたときよりも、ごはんや全粒粉のパンを食べたときの方が、ブドウ糖が血液の中にゆっくりと入るからだと考えられています。
中学生の時期のかたよった食事や不健康なダイエットは、キミたちの成長に欠かせないたんぱく質やミネラル類・ビタミン類の不足を招き、栄養バランスを崩し、疲れや不眠、病気に打ち勝つための免疫力の低下などを引き起こすことが分かっています。
また、朝食を抜くと確実に太りやすくなります。
この方法を利用して体重を増やしている人たちがいます。相撲の力士たちです。
彼らはわざと朝食を食べないで、昼と夜にたくさん食べて稽古をして体重を増やしているのです。
最近は生活が便利になった反面、生活のあらゆる場所で体を動かすことが少なくなってきました。
中学生の生活でも、運動する場所や機会の減少などによって、運動不足の傾向が見られます。
運動不足は肥満の原因にもなります。このため、日々の生活の中で意識的に体を動かすことが必要になってきています。
中学生の時期は、特に持久力や筋力が発達する時期なので、部活動やスポーツ活動をしている人はもちろん、それ以外の人でも持久力や筋力を高めるジョギングや筋力トレーニングなどをストレッチなどを交えて継続的に行うことが望ましいとされています。
同じ内容を聞いても、機械を通して伝わる情報と、人が直接会って伝え合う情報とでは理解や習得に大きな差があります。
携帯電話で話をしている時、直接相手の顔を見て話をしている時、それぞれで脳の働き方が変わる事も分かっており、相手の顔を見て話をしている時の方が脳の働きが活性化します。
話をするという行為は同じでも、目と目を合わせて相手の顏や表情を見ながら話をする方が、脳が活発に働いていたのです。
子供たちも学校で友人と会った時にたくさん話をする方が絆を深める事ができるのです。
自分を試してみることが、キミたち人の成長には必要不可欠です。人とかかわる事が好きならば、ボランティアで施設を訪問してみたり、人の世話をすることが好きならば、部活動でマネージャー役を買って出てみるなど、とにかく自分を試すための「実験」を今のうちに数多くやってみましょう。
小・中学生の頃に家族や友人、学校の先生、ご近所の人など、年上・年下も関係なくいろいろな人と関わりを持ったり、身近な自然と触れ合って多くのことを経験した人ほど、大人になってから意欲や関心が高い人が多いことが分かっています。
たくさんの経験の中で、うまくいったことや失敗したことなどから学んだことは、子供たちが大人になるために必要な財産になっていくのです。
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